ギターを始めてみたいと考えているものの、最初にどれくらいの費用がかかるのかわからず、なかなか一歩踏み出せないでいませんか。
アコースティックギターやエレキギターの選び方、そしてそれら以外に必要になる機材や小物にはどのようなものがあり、一体いくらくらいかかるのか、不安に感じている方も多いでしょう。
ギターを趣味にすることは決して難しくなく、また、意外と少ない予算でも始めることができる楽器です。
この記事では、これからギターを始める皆さんが抱える疑問、例えばギター初心者 費用はいくらなのか、初心者セットはおすすめなのか、そしてエレキギターは生音でもうるさいのかといった疑問について、分かりやすく解説していきます。
- ギターの種類ごとの初期費用と必要なものが分かります
- 予算を抑えてギターを始める方法が分かります
- 初心者セットのメリット・デメリットが理解できます
- ギターの練習を継続するためのヒントが得られます
ギター初心者の費用と相場について解説
- ギターを始める初期費用はいくらですか？
- ギターはいくらから始められますか？
- ギターの種類ごとの初期費用
- ギターに必要なものと値段
- ギター周辺器具の優先順位
- エレキギターはアンプがないと音が出ない？
- エレキギターは生音でもうるさいですか？
ギターを始める初期費用はいくら？
ギターを始めるにあたって、初期費用がどれくらいかかるのかは多くの方が気になる点です。
結論から述べますと、最低限のものを揃えるだけであれば、アコースティックギターやクラシックギターは3万円から4万円程度、エレキギターは4万円から5万円程度が目安となります。
しかし、あくまでこれは一般的な目安であり、選ぶギター本体の価格や周辺機器のグレードによって、費用は大きく変動します。
ギター本体には、安価なものから数十万円、数百万円もする高級なものまで幅広い価格帯が存在します。
ただ、安すぎるギターは品質に問題がある場合があり、弾きにくさから挫折してしまう原因になることもあるので注意が必要です。
一方、ギター本体に加えて、チューナーやピック、ギタースタンドなどの周辺器具も揃える必要があります。
後述しますが、これらの周辺器具も価格帯が幅広く、予算に応じて選択肢を増やすことができます。
最低限の費用は中古ギターで約1万円
ギターを始めるための最低限の費用は、選択するギターの種類によって異なります。
安価なギター本体と、最低限必要な周辺器具だけであれば、1万円台から始めることも可能です。
たとえば、ネット通販や楽器店では、中古で1万円前後のギター本体が販売されています。
これに加えて、チューナーやピックといった小物類を数百円から数千円で揃えれば、総額で2万円以内に収めることもできるでしょう。
しかし、これはあくまで「弾く」という行為ができる最低限の金額であり、品質は十分に考慮しなければなりません。
安価すぎるギターは、ネックが歪んでいたり、弦高（弦と指板の隙間）が高すぎたりして、弾きづらいことがあります。
また、チューニングが安定せず、すぐに音が狂ってしまうことも少なくありません。
このような問題は、初心者のモチベーション低下につながる可能性があります。
そのため、もし可能であれば、ギター本体には最低でも3万円程度の予算を確保することをおすすめします。
この価格帯であれば、品質が安定し、長く愛用できるギターを見つけやすくなります。
ギターの種類ごとの初期費用
ギターには大きく分けてアコースティックギター、クラシックギター、エレキギターの3種類があり、それぞれ必要な初期費用が異なります。
アコースティックギターとクラシックギターは、ギター単体で音を出すことができるため、初期費用を比較的抑えることができます。
ギター本体の値段は、安価なもので1万円程度から、一般的には3万円以上が推奨されています。
これに加えて、チューナーやギタースタンドといった最低限の周辺器具が必要になり、これらで5千円から1万円程度かかると考えてください。
一方で、エレキギターは本体だけでなく、音を出すためのアンプやケーブル、音色を調整するエフェクターなどの機材が必要です。
このため、初期費用はアコースティックギターやクラシックギターよりも高くなります。
エレキギター本体の値段は、初心者向けの安価なものでも1万円以上、品質を求めるなら3万円以上が目安です。
これに加えて、アンプやシールド（ケーブル）で1万円から2万円程度、さらにエフェクターなどを加えるとさらに費用はかさみます。
総合的に見ると、エレキギターはアコースティックギターよりも1万円程度多く費用がかかることが多いです。
ギターに必要なものと値段
ギター本体以外にも、快適に演奏を始めるためにいくつかの周辺器具を揃える必要があります。
これらはギターの種類によって多少異なりますが、共通して必要となるものも多いです。
最低限必要なもの（アコースティックギターの場合）
- チューナー：約0〜2,000円
- ピック：約200円
- ギタースタンド：約1,000〜2,500円
- カポタスト：約1,500〜3,000円
- 予備の交換用弦：約800〜2,000円
エレキギターの場合、上記に加えて必須となるもの
- アンプ：約5,000〜1万円
- シールド（ケーブル）：約3,000円〜
これらの周辺器具は、必須ではないものもありますが、揃えておくと練習が格段にスムーズになります。
例えば、チューナーはスマホアプリで代用することも可能ですが、専用のクリップ式チューナーは使い勝手が良く、おすすめです。
また、カポタストは曲のキーを変える際に便利で、初心者でも難しいコードを簡単に演奏できるようになります。
ギターを始める際は、これら必要なものと値段を事前に把握しておくと、予算計画が立てやすくなります。
ギター周辺器具の優先順位
ギターを始めるにあたって、たくさんの周辺器具が必要になることを知って驚かれたかもしれません。
しかし、全てを一度に揃える必要はありません。
初期費用を抑えたい場合は、優先順位をつけて少しずつ買い足していくのが賢い方法です。まず、最も優先すべきはギター本体、チューナー、ピックの3点です。これらがなければ演奏を始めることすらできません。
次に、練習を快適にするためのアイテムとして、ギタースタンドやカポタストがあると便利です。
ギタースタンドはギターのネックにかかる負担を軽減し、保管中の破損を防ぐ役割があります。
カポタストは演奏の幅を広げてくれます。さらに、弦は消耗品なので、予備の交換用弦も用意しておくと安心です。
最後に、譜面台や教則本、ギタークロスなどは、必要に応じて後から購入しても問題ありません。
このように、段階的にアイテムを揃えることで、初期の金銭的負担を軽減しつつ、ギターを続けることができます。
エレキギターはアンプがないと音が出ない？
エレキギターは、アコースティックギターやクラシックギターとは異なり、ギター本体だけでは十分な音量を出すことができません。
エレキギターの弦の振動は、ピックアップと呼ばれる装置によって電気信号に変換され、アンプ（アンプリファイアー）に送られて初めて音として出力される仕組みです。
そのため、エレキギターを演奏するにはアンプが必須となります。
ただし、アンプにヘッドホンを接続して音を出すこともできるため、ご自宅での練習時に大きな音を出せない環境であっても問題ありません。
最近では、小型で持ち運びがしやすいアンプも多く販売されており、安価なものであれば5,000円程度から購入できます。
また、パソコンやスマートフォンに接続して音を出すオーディオインターフェースという機材を利用する方法もあります。
この方法であれば、エフェクターなどを別途購入しなくても、音色を変えたり録音したりすることが可能になります。
エレキギターは生音でもうるさい？
エレキギターはアンプに繋がずに弾く「生音」の状態でも、音は出ます。
しかし、その音量は非常に小さく、周囲に響くような大きな音ではありません。
アコースティックギターのようにボディで音を共鳴させることがないため、弦を弾く「ジャカジャカ」という音や、かすかな響きが聞こえる程度です。
このため、アンプを使わなければ近隣への騒音を気にする必要はほとんどありません。
もし、集合住宅にお住まいの場合や、深夜に練習したい場合は、アンプにヘッドホンを接続して練習することをおすすめします。
これにより、周囲に迷惑をかけることなく、思う存分エレキギターの練習に集中できます。
エレキギターの生音は、主にコードの確認や指の練習など、音量が必要ない練習に適しています。
ギター初心者の費用は安く抑えられる？
- 初心者セットは質が悪いからダメ？
- 島村楽器の初心者セットは評判がいい？
- エレキギター初心者セットのおすすめ
- ギター初心者が弾けるようになるまで
- ギター初心者におすすめの費用まとめ
初心者セットは質が悪いからダメ？
初心者セットは、ギター本体と必要な周辺器具がセットになっているため、手軽に始められるというメリットがあります。
価格も1万円台からと非常に安価なものも多く、初期費用を抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。しかし、一部では「初心者セットは質が悪いからダメだ」という意見も聞かれます。
これは、セットに含まれるギター本体や周辺器具の品質が、単品で購入する場合と比較して劣ることがあるためです。
安価な初心者セットの場合、ギター本体の木材やパーツのグレードが低かったり、製造時の検品が不十分であったりする可能性があります。
その結果、弦が押さえにくかったり、チューニングが安定しなかったりすることがあり、これが初心者の練習の妨げになることもあります。
しかし、すべての初心者セットが悪いわけではありません。信頼できるメーカーや楽器店が監修しているセットであれば、品質が一定以上保たれている場合が多いです。
島村楽器の初心者セットは評判がいい？
大手楽器店の初心者セットは、一般的に信頼性が高いとされています。
中でも、島村楽器が提供している初心者セットは、多くの初心者から評判が良いことで知られています。
その理由は、楽器店のプロが初心者にとって何が必要かを考慮してセット内容を厳選している点にあります。
例えば、ギター本体は初心者でも扱いやすいモデルが選ばれており、周辺器具もすぐに役立つものが揃っています。
また、楽器店で購入することで、その後のメンテナンスや困ったことがあった際に店員さんに相談できるという大きなメリットがあります。
万が一、初期不良があった場合でも、店舗に持ち込むことで対応してもらえるため安心です。
このように、信頼できる楽器店の初心者セットは、品質面でもサポート面でも初心者にとって非常に心強い選択肢となります。
エレキギター初心者セットのおすすめ
エレキギターの初心者セットは、アンプやケーブルなど、必要なものが一通り揃っているため、特に初心者にはおすすめです。
多くのメーカーから様々なセットが販売されていますが、特に初心者におすすめしたいのは、ヤマハ、スクワイヤー、エピフォンといった有名ブランドの製品です。
これらのブランドは、入門者向けのエントリーモデルでも品質が安定しており、弾きやすさや音質面で高い評価を得ています。
例えば、ヤマハの「PACIFICA012」や、スクワイヤーの「Affinityシリーズ」、エピフォンの「Special VE」などは、いずれも初心者向けの定番モデルとして知られています。
これらのモデルは、単品で購入するよりもセットで買う方がお得な場合が多く、また、安心して始められる品質を備えています。
初めてのギター選びに迷ったら、まずはこれらのブランドのエントリーモデルをチェックしてみることをおすすめします。
ギター初心者が弾けるようになるまで
「ギター初心者が何年くらいで弾けるようになるのか？」という疑問は、これからギターを始める人にとって大きな関心事の一つでしょう。
これには個人差がありますが、一般的には毎日少しずつでも練習を継続すれば、1〜2ヶ月で簡単な曲が弾けるようになることが多いです。
ここでいう「弾けるようになる」というのは、単音でメロディーを弾いたり、いくつかのコードを覚えて弾き語りをしたりするレベルを指します。
毎日15分でもギターに触れる時間を設けることが、上達への一番の近道です。
もちろん、プロのような演奏ができるようになるには、さらに長い時間と努力が必要ですが、自分の好きな曲を弾けるようになるだけで、ギターは一気に楽しくなります。
大切なのは、最初から完璧を求めず、小さな目標を立てて少しずつ達成していくことです。
例えば、「今日はこのコードを一つ覚える」とか「この曲のサビだけ弾けるようにする」といった具体的な目標を持つと、モチベーションを維持しやすくなります。
ギター初心者におすすめの費用まとめ
ギターを始めるにあたっての費用は、工夫次第で抑えることが可能です。
初めてのギター選びに迷ったら、まずは楽器店に足を運び、実際に触ってみることをおすすめします。この記事で解説した、ギター初心者におすすめの費用に関する要点をまとめます。
- ギター初心者にかかる初期費用はアコースティックギターで3〜4万円、エレキギターで4〜5万円が目安です
- ギターは最低でも1万円以上、できれば3万円以上のものを選ぶと品質が安定します
- エレキギターはアンプやケーブルが必須となりますが、生音は小さいため騒音の心配はありません
- 初心者セットは手軽に始められますが、信頼できるメーカーや楽器店のものを選ぶことが大切です
- ギター周辺器具は、必須のものから順に揃えていくことで費用を抑えられます
- ギターは毎日少しずつでも練習を続ければ、1〜2ヶ月で簡単な曲が弾けるようになります
- 予算に余裕があれば、中古の小物などを利用して費用を抑えることも可能です
- 楽器専門のネットショップ「サウンドハウス」を利用すると、お得に購入できる場合があります
- 初心者セットの購入を検討する際は、不要なものが含まれていないか確認しましょう
- 信頼できるメーカーの初心者セットは、品質とサポート面で安心感があります
- ヤマハ、スクワイヤー、エピフォンなどは、初心者向けの良質なエレキギターを提供しています
- ギター本体だけでなく、チューナーやピック、ギタースタンドも揃えておくと便利です
- ギターの練習には、教則本やYouTube動画も活用すると良いでしょう
- ギターは一生の趣味になり、人間関係を広げるきっかけにもなります
- ギターの弦は消耗品なので、予備の弦を準備しておきましょう
以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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